眠り病

帝都特有の病。原因不明の病で、感罹したものはひたすら眠り続ける。飲まず食わずでも不思議に衰弱死することはないが、いずれ血液や心臓が結晶化してヒトとしての生を終える。 ごくわずかだが眠りから醒めて戻ってきた者も存在し、そういう者は見えないものが見えるようになったり、聴こえないものが聴こえるようになったりする。

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