【楽曲解説】01_セカイは僕の睛の中の映画

帝都を毎日自分の足で駆け巡っている「ポストマンの少年」の視点で書いた詞です。弘田さんの楽曲が帝都の街や風景そのものを描いていたので、わたしはその上を駆け抜ける、風景を語るのに相応しい人物を描きました。唄声にもいつものみとせの声よりやや太めでソリッドな響きを持たせ、勝手につけちゃったコーラスには逆にキラキラした風や光の色を持たせています。硬質な革の靴底が石畳を叩く音、少年の木綿のシャツや髪をすり抜けていく瑞々しい風、そしてその睛に映る帝都の風景のきらめきと躍動を、この曲に感じて下さい。(みとせ)

都会の持つエネルギーと躍動感、雑多さ、多様性、華やかさと寂寥感。ヨルガのいわゆるワールドマップとなる「帝都」そのものを俯瞰して描いた楽曲です。ドラムは、よく一緒にセッションしているドラマーのフレーズをスタジオでサンプリングしたものと、TOONTRACKのSUPERIOR DRUMMER2.0とのハイブリッドです。パーカッションは、躍動的なアフリカのリズムパターンをインダストリアルなメタルパーカッションに置き換えて収録。壷井さんのフィドルとワタさんのギター、マンドリンも楽曲の大事なエレメンツになっています。この曲では私はフレットレスベースやピアノを弾いています。(弘田)