【楽曲解説】05_Circulation

自分が唄ったとは思えないこのコーラスの物の怪振りたるやよし(笑)。弘田さんの楽曲は時折どんな形に仕上がるのか全く判らないまま、ただ言われるままに唄う曲、というのがありますが、まさしくこの曲がそれでした。仕上がりを聴いてあまりの変身ぶりとかっこよさに脱帽。まるで蝶の蛹からの変化のようでございました。(みとせ)

唄ものが小説だとすると、インストゥルメンタルの2曲は、その挿絵やイラストを描くような気分で作りました。「Circulation」とは、循環、血行というような意味合いです。帝都を循環する睡晶エネルギー。睡晶を工業利用するために、発電所や化学プラント、溶鉱炉などの施設が力強く稼働している、そんなシーンを想像しつつ、最初は20分くらいの曲を構想していたのですが、唄もので濃厚な曲がたくさん出来上がったので(笑)比較的短めにまとめました。(弘田)