花魁といえば

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TEAMライヴの際に着ていた緋色の着物はみとせ私物なんですが(十代の頃母が買ってくれたのです、我が母ながらすごい趣味)、帯はたぶん祖母の若い頃のもので、帯留は実はあれ、「刀の鍔」です。画像が当日つけていた帯と帯留、帯締めです。

かつて廃刀令で長物が消えたとき、当然刀の鍔も無用となったわけですが、その刀の鍔と、刀に巻いていた下緒に注目したのが花街の花魁たちでした。おそらく体制への反骨精神みたいなものもあったのだと思うのですが、鍔を下緒で括って帯に飾ったのです。で、それが目新しくかっこいいと言われ、そのまま市井へ流行として流れ、「帯留」のルーツになりました。花魁は当時のファッションリーダーだったのです。

ファッションとしてのかっこよさもありますが、みとせはそれよりその花魁たちの発想や精神にロックやパンクの魂を感じます。というわけで、ロック魂溢れる花魁たちに敬意を表し、ライヴ当日は花魁を真似て刀の鍔を帯留にさせて頂きました。え?なんで刀の鍔なんか持ってるのかって?・・・・・・ただの趣味です。(断言)